(2014/12/25)

ダイオードには陽極(アノード)と陰極(カソード)の2つの電極がある。2つ有るからダイオードという事ですね。
ダイオードはアノードからカソードへの一方向にだけ電流を流す作用がある、これを整流作用、検波作用という。
大きさは大分違いますが、真空管でも半導体でも同じである。
私が初めて使ったダイオードは、ゲルマニウムダイオード1N34(ゲルマラジオで)でした。

当局で使用しているダイオードは、電源の整流やDBM(ショットキバリヤダイオード)、高周波信号のスイッチ、高周波信号の検波・整流、電圧源(定電圧ダイオード)や電流源(定電流ダイオード)、パイロットランプ(LED)や位置検出(フォトカプラ)、共振回路(バリキャップ)などです。

ダイオードには多くの種類があります。

現在ダイオードの規格データを入力しています、ぼちぼちやっていますのでお楽しみに!!(2016/06/25)・・・現在お休み中!!(2017/12/01)

ブリッジダイオード

PN接合ダイオード
PN接合には一方向のみに電流を流しやすい性質がある、これを整流作用(整流性)という。
高耐圧や大電流の物が製造されています、高周波用には向かないようです。

1N21B

点接触ダイオード
(2015/01/12)代表的な物にゲルマニウムダイオードがあります。針の方がアノードでゲルマニウム片の方がカソードになっています。(1N31,1N60,SD46)1N21B(左の写真)はシリコン点接触ダイオードでマイクロ波のミキサ用です。

発光ダイオード
(2015/01/12)PN 接合部に順方向に電圧をかけると電流が流れます、その時接合面付近では電子のエネルギーが再結合します。この時エネルギーが放出されます、LEDでは再結 合エネルギーが光に変換されるようにP、Nの組み合わせをします。今では赤、緑、青の光の3原色があり、これらを組み合わせることでどんな色でも表現出来 るようになりました。現在では車のヘッドライトや家庭の照明にも利用される高輝度高出力の物も実現され今後もいろいろな方面での利用が有りと思います、楽 しみですね。

定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)
ダ イオードに逆電圧をかけても電流はほとんど流れないが、電圧を上げていくと急に電流が流れ出します、これを降伏現象と言い、この時の電圧を降伏電圧と言い ます。この降伏電圧を必要な電圧になるように製作した物が定電圧ダイオードである。電源などの基準電圧として利用されています。RD7B、05Z5.6

定電流ダイオード(CRD)
FETのゲートとソースを接続したのと等価で、電圧が変化しても負荷が変化しても流れる電流が変わらない(内部抵抗が大変大きい)ダイオードである。

ショットキーバリアダイオード(SBD)
(セレン整流器も仲間である)金属と半導体の接合部分での整流作用を利用したダイオードである、PN接合ダイオードでは電流の輸送が主に少数キャリアで行われるが、ショットキー接合では、多数キャリアで行われるため、高速動作に優れるという利点がある。
1SS97、1SS106

可変容量ダイオード(バリキャップ)
(2015/01/12)ダイオードに逆電圧をかけるとアノードとカソードとの間に空乏層が出来る、この空乏層の厚みは両極間の逆電圧の大きさで変化する、すなわち電圧で静電容量を可変する事が出来る。バリキャップもバリコン同様、需要が少なくなり手に入らなくなるときが来るのかな。1SV100、1SV55

PINダイオード
アッテネーターや高周波スイッチなどに使用されている。当局は使用したことはありません。

レーザーダイオード
発光ダイオードの一種であるが、単一光を得るように共振機能を有している。

フォトダイオード

ステップリカバリダイオード

バラクタダイオード
(2015/01/12)主にU・SHFの逓倍に用いる物で、現在ではトランジスタなどの増幅素子の高性能化などによりほとんど使用されていない。昔(と言っても3~40年前のこと)のVHF・FMトランシーバーなどには良く使用されていました 。今ではアマチュア無線家がスイッチングダイードをシングルやパラレルに接続して代用する工夫がなされている。

鉱石検波器
これは実際には見たことも使ったこともありません、ネットや書籍などで紹介されているのを見るだけです。
— 参照 ウィキペディア —
鉱石検波器は、半導体の性質を有する鉱石に金属針を接触させ、ショットキー障壁による整流作用を利用する、一種のダイオードである。世界最初の半導体素子の実用化であり、点接触型ダイオード、ショットキーバリアダイオードの遠い先祖とも言える。

シリコン制御整流器
普通2端子ですがSCRは3端子です。電流を流すタイミングを制御するのです。

バリスタ