単位など共振についてトランジスタの基本回路バイアス低周波発振回路
AF小信号増幅回路低周波2段直結増幅回路高周波発振回路高周波増幅回路高周波電力増幅回路
145MHz発振回路マルチバイブレーター電子回路電 源

(2003/09/23)

直流負帰還のかかった大変安定な回路です。
広い周波数帯域と大きなゲインがある。
小信号の増幅に適している。
交流負帰還を施すことにより、目的の周波数特性を得ることが容易である。
では早速回路の定数を求めてみましょう。

低周波2段直結増幅回路

電源電圧は、12Vからデカップリング回路などの損失を考慮して12-3=9Vとする
Q1のhfe=200・Q2のhfe=100 Ic1=0.1mA、Ic2=1mA、Re1=330Ω Ib1=0.5uA、Ib2=10uA Vc2<->Ve2=4.5V、Ve2=1.5V として計算してみます
Ve1=Re1×(Ic1-Ib2)=330×90×10-6=0.03V(0.0297) Vb1=Ve1+0.7=0.73V Vc1=Ve2+0.7=1.5+0.7=2.2V

低周波2段直結増幅回路

RL1=(9-2.2)/0.0001=68kΩ Re2=1.5/10-3=1.5kΩ RL2=(9-6)/10-3=3kΩ Rb=(1.5-0.73)/0.5×10-6      =0.77/0.5×10-6=1.54MΩ
調整ヶ所は1MΩのVR Ve2が1.5Vになればよい (Ic2=1mA)に調整する

低周波2段直結増幅回路

上の回路図通り組んで測定開始、1MΩVRを調整してもVe2が1V付近で、目的の1.5Vにならない?? 調べてみると、VRが10kΩでした、部品の整理がまだまだ!!、使用するときには確認しながらですね。 1MΩに取り替えて、再調整

バイアス調整中

こんどはVe2が1.5Vに調整できた。 これは、次に作製するトランシーバのマイクアンプにするつもりです。