TRX01_変調・復調回路

変調・復調回路

概 要:

SSBトランシーバーのへそ(中心)となる部分で低周波と高周波の分岐点です。
各部品の配置や配線の引き回し、シールド線や同軸ケーブルを適切に使用し、不要な高周波の回り込みやノイズが混入しないように気をつけます。
右側(ダイオードスイッチのある方)が送信時、変調出力(11.272MHz DSB信号)・受信時にはIFアンプからの信号を入力します。(11.272MHz)
左のアッテネーター側には搬送波発振器(+10dBm)からの出力を接続します
リレー接点側には、送信時にはマイクアンプからの音声信号を入力、受信時には復調された音声信号が出力されます。

調 整:

この回路には電源は必要有りませんが、マイクアンプと搬送波発振器には電源(+9V)を接続します。
送信動作をさせて、VR3(振幅調整)とVC3(容量バランス)を交互に調整してキャリア漏れを最小にします。
最終的には50MHzの出力をダミーロード(疑似負荷)に接続してキャリア周波数の調整(カウンターにてフィルターの減衰特性の-20dB~-30dBの所に設定)とVR3(振幅)とVC3(移相)の調整するので単体ではあまり深追いしません。

勿論キャリアのレベル(+10dBm)、マイクアンプ入力(-10dBm以下)を適正に管理する。キャリアの漏れ具合(キャリアサプレッション)を少なくするにはマイクアンプの入力は大きい方がよいが、テストしてみないと?

(2015/01/11) RingDiはショットキーバリアダイオード4本で構成しています。L4(ソータバラン)はトロイダルコアまたはメガネコアにバイファイラ6回巻き、T9、T10はトロイダルコアまたはメガネコアにトリファイラ巻き5回巻きとした。結線には十分注意すること、間違いを発見するまでには時間がかかりますHi。