リニアアンプ 50MHz 1W
TRX01_高周波電力増幅

 周波数変換回路(DBM)からの50MHzの信号を増幅回路の入力に、BPF(バンドパスフィルター)を設け、必要な50MHz帯の信号のみ(出来るだけ)を取り出してから増幅します。
3段のアンプで構成しています、入出力インピーダンスは50Ωで設計しています。
1段目はゲイン16dBの広帯域NFBアンプ
2段目はゲイン11dBの同じく広帯域NFBアンプで構成しています。
終段はゲイン14dBで広帯域アンプです。
発振などのトラブルを避ける為パスコンなどは最短距離で接地します、また段間はシールド(プリント生基板を使用)しました。

使用トランジスタは1・2段目は2SC1907を使用し、終段は2SC2329を使用しています、f=175MHz、Vcc=13.5Vで20dBm入力で34dBmの出力がある物です、FM用ですが何とか使用出来るようです。(Vcbo=38V、Vceo=18V、Ic=750mA、Pc=7.5W)
アイドリング電流は50~60mAだったと思います。VR10で調整します。
出力には(送受信兼用)2段のパイ形フィルター(ローパスフィルター)を設けて出来るだけスプリアスの輻射を押さえています。(-60dB以下にすること)

バンドパスフィルタの調整はバンド内(良く使用する周波数に合わせた)でなるべく特性が平坦になるようにするとFBです。
後は終段のアイドリング電流の調整(約50mA)をするだけです、特にトラブルも無く完成しました。

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