動 作
1.クリスタルフィルターを通過した信号を、復調回路に必要な大きさの信号に増幅します
2.また入力信号の大きさが変わっても、出力信号の変化が少なくなるようにAGC回路により、回路の増幅度を自動的に調整します。
3.また、2段目と3段目の間にある、6素子(現物は3素子にした)のフィルターは、1段目と2段目の増幅回路で、発生する不必要な帯域外のノイズを取り除きます。
4.このフィルターの入出力は、きちんとインピーダンスマッチングを行わないと(コイルもタップと巻き数に注意!!)、異常発振、フィルター特性の暴れなどに悩まされますので注意が必要です。・・・たっぷりと悩みました、hi・・・
製 作
1.コイルを使用しているユニットは、全てに言えますが、巻数、タップ、ピンの位置には注意をして下さい 特にT19のタップ・・2回目でタップです。
2.巻線の線材はいろいろな電気機器の小型トランスの巻き線をほどいて使用しています(<- JO7VJQはです)
3.巻線が終わったら、必ず同調用のコンデンサ、ここでは120pFを付加して、ディップメーターで11.2MHz位に同調するか確認しておいて下さい。
4.使用しているFET(3SK114)はMOSタイプです、静電気には要注意。
5.T21の二次側巻き数は、2回巻きを守って下さい、4回も巻くと、異常発振やフィルタの通過特性に異常が現れます。
6.ほかのユニットと同じように、生基板の上にIFT(T19,T20,T21,T22)のシールドケースの位置を決めて半田で固定します
7.このとき、シールドケースの中身は外しておきます。
8.このユニットは扱う周波数が低いので(といっても11MHz台)部品配置を信号の流れに沿ってすれば問題はないでしょう。
調整
1.用意するものは
・9Vの電源
・11.275MHzの信号(SGや水晶発振器、ディプメーターなど)
・オシロスコープ(11MHzが観測できるもの)なくても何とかなる
2.AGC端子は[+R 9V]に仮接続。
3.[+R 9V]に9Vを供給します、電源電流は、30mA以内になると思います、異常に多いときは、もう一度回路の点検をして下さい。