目的・動作
1.クリスタルフィルターからの出力すを適正のインピーダンスで受けて、周波数変換回路(DBM)へ送ります。ゲイン(利得)はあまり必要ではなく、入出力インピーダンスに注意します、今回はDBMへの出力インピーダンスが高すぎました、T18の2次側は1回巻きで良いと思われます。
2.何の変哲もない回路ですが、入出力インピーダンスをかなり低く設定して、異常発振からのがれています、どうしても発振したり、不安定なようでしたら、中和をとります。
3.中和をとるには、T18の1番ピン(コレクタの接続してある、反対側のピンになります)から、トランジスタのベースへ1pFのコンデンサを追加します。 このアンプは、あまりゲインは欲張らず、安定に動作するように心がけます。
製 作
1.特に、難しい所はないと思いますが、コイルのタップの位置とピン番号には特に注意します、タップの巻数を間違いますと、コイルのコアを調整しても、同調点がはっきりしない、回路のゲインが期待通りにならない、等の症状が現れます。
調 整
1.高周波トランス T15 の1次側のタップ(2t)に11.275MHzの信号を入力します。
2.信号源は、ディップメーターでも、水晶発振器でも、SGでも結構です。
3.T15,T18のコアを調整してT18の2次側の出力だ最大になるようにします。