トランジスタには、沢山の種類があります。

種 類:

  • バイポーラトランジスタ
    一般にトランジスタと言えばこれです。普通3本足でエミッタ(E)、コレクタ(C)、ベース(B)があります。
    (2SA71、2SC1815、2SA1015、2SC371など)
  • ユニポーラトランジスタ
    (電界効果トランジスタ)FETと呼ばれています3~4本足でソース(S)、ドレイン(D)、ゲート(G)、第2ゲート(G2)
    (2SK241、3SK45など)
  • ユニジャンクショントランジスタ
    (UJT)3本足でエミッタ(E)、ベース(B1)、ベース(B2)
    (2SH13など)
  • フォトトランジスタ
    2本足でエミッタ(E)、コレクタ(C)
    (NLJ7502Lなど)

材 料:

ゲルマニューム(Ge)今はほとんど使用されていません。
シリコン(Si)ほとんどの半導体素子に使用されています。
ガリウム(Ga)と砒素(As)の化合物を使用した半導体では高速動作が可能です、ガリヒ素FET等があります。

2SAxxx (PNP型バイポーラトランジスタ 高周波用)
2SBxxx (PNP型バイポーラトランジスタ 低周波用)
2SCxxx (NPN型バイポーラトランジスタ 高周波用)
2SDxxx (NPN型バイポーラトランジスタ 低周波用)
2SFxxx サイリスタ(SCR)
2SHxxx ユニジャンクショントランジスタ(UJT)
2SHxxx ユニジャンクショントランジスタ(UJT)
2SJxxx Pチャネル電界効果型トランジスタ(FET)
2SKxxx Nチャネル電界効果型トランジスタ(FET)
3SJxxx Pチャネル デュアルゲート電界効果型トランジスタ(FET)
33SKxxx Nチャネル デュアルゲート電界効果型トランジスタ(FET)
(xxxは11から始まる番号です、2桁や4桁もあります)
また、この型名には当てはまらない物もありますので情報収集も大事ですね(ジャイアントトランジスタや大電流ダイオードほか)。
用途により小信号トランジスタ、パワートランジスタなどの分類もあります。

型名と用途:

(用途については大まかな分類でアマチュアでは使えれば何に使っても良いと思う)

構 造:

点接触型トランジスタ(発明初期に使用されたが現在は殆ど使用されていない)
接合型トランジスタに構造や製造方法により

合金型
成長型
メサ型
プレーナー型(現在の主流)
MOS型
等がある。

働 き:

バイポーラトランジスタは電流で電気の流れを制御します。
ユニポーラトランジスタ(FET)は電圧で電気の流れを制御します。
信号を増幅する。電流を制御したり・電流をオン・オフしたりする(スイッチ)

今の半導体の中心的な存在であり基礎です。
例えば、コンピュータの中には沢山のICが使用されていますが中身はトランジスタです(とても小さいですが)

小信号用から大きな信号・高電圧・大電流用など規格を調べて用途に適した物を適切に選択して使用します。

電子機器がトランジスタ(ICを含む)のみで働くわけでは有りませんが、主要な部品に違いありません。他に受動素子(抵抗・コンデンサ・コイル・トランス・ダイオード・その他)、機構部品などと組み合わせて目的の仕事をさせることが出来ます。

例:
2SA945、2SA953、2SA1015、2SC106、2SC1206、2SC1507、2SC1815、2SC1907、2SC2037、2SC2236、2SC2437、2SC2458、2SC2611、2SC3120、2SC3946、2SD1137、2SD164、2SD235、2SD560、2SD571、2SD668、2SK129、2SK241、3SK35