抵 抗

単位は Ω(オーム)
抵抗器の両端に1ボルト(V)の電圧を加えたときに、1アンペア(A)の電流が流れる抵抗値が1オームである。

R=\frac{E}{I}

抵抗器は回路の電流を制限したり、電圧を分圧したりする時に使用する。また、電圧を加えると電流が流れるので電圧と電流の積、すなわち電力を消費(発熱)する。

コンデンサ(蓄電器)

単位は F(ファラッド)
コンデンサの両端に1ボルト(V)の電圧を加えたときに1クーロン(C)の電荷を蓄える時の容量が1ファラッド(F)である。
コンデンサは、直流は阻止し、交流は通過する。この性質を利用し、交流信号だけを通したり、電源回路の脈流を減少させて電源の質をよくしたり、またコイルと組み合わせて共振回路やフィルタ回路などにも使用します。 コンデンサは電力を消費しない。

コンデンサC(F)、周波数F(Hz)の時のコンデンサのリアクタンスXc(Ω)は

Xc=\frac{1}{2\pi FC}

イル(インダクタ)

コイルのインダクタンス(交流信号を阻止する性質の)単位はH(ヘンリー)、1秒間に1A(アンペア)変化する電流が流れるときに1V(ボルト)の起電力を生じるインダクタンスが1Hである。
コイルは、回路に流れている電流が変化すると、変化を妨げる方向に電圧が発生する。またコイルは電流を流すと磁界の形でエネルギーを蓄える、流れている電流を止めるとコイルの両端に加えていた電圧と反対の電圧が発生する。またコイルは電力を消費しない。

インダクタンスL(H),周波数F(Hz)の時のリアクタンスXL(Ω)は

XL=2\pi FL

抵抗とコンデンサとコイルの直列回路

抵抗R(Ω)、コンデンサC(F)、周波数F(Hz)の時のインピーダンスZ(Ω)は

抵抗とコンデンサとコイルの並列回路

抵抗R(Ω)、コンデンサC(F)、周波数F(Hz)の時のインピーダンスZ(Ω)は

インピーダンス

交流回路網の抵抗のこと、単位はΩ(オーム)

リアクタンス

コイルやコンデンサの交流に対する抵抗のこと、単位はΩ(オーム)
XL=2πfL(Ω)
Xc=1/2πfC(Ω)