LEDを使用したウインカーの制御部製作の依頼を頂きました

依頼を頂き製作を開始したのですが、調整段階で病気に見舞われ途中で作業が出来なくなってしまい依頼者様には大変ご迷惑をおかけすることとなってしまいました、申し訳ございませんでした。

(2015/08/07)

不良箇所続出なので新たに作り直すことにしました。回路は前回(直ぐ下の記事)と同じで配線方法、配置を再検討します。
配線材料の手配をしました。細い線材でないと都合が悪いので!!

(2015/08/21)

表示部との接続用コネクタの配線

今回は本番なので、断線やショートなどの事故を防ぐため 、熱収縮チューブを使用した。
他の回路も丁寧に仕上げたいと思っています。

5mmメートル方眼です。
プラスチックカッターにて罫書き、600番のペーパーで磨きました。その後フラックスを塗って乾かしました。

ランド板政策はこちら

8月31日

切り替え回路(2015_09_05)

LEDドライバ(上側)、切り替え回路ドライバ(下側)

束線1

束線2

============  今までの記事 ・ここからが制作の始まり ==============

やっと目の手術(白内障と緑内障対策)も終わり大分回復してきましたので続きの作業を開始します。

作業できない時間にいろいろ考察していて、回路の簡素化出来る所を思い付きましたので早速実行してみたいと思います。内容は、NE555からの矩形波信号を、カウンターIC(74LS90)を使ってクロックとデューティ比1対1の5分の1の周波数の信号を作り、シフトレジスタIC(74LS164)に与え、表示パターンを作ることにした。またPNPトランジスタとNPNトランジスタを組み合わせて回路の簡略化を計った。

作業風景

作業風景

配線用線材

配線用線材の準備、昔のプリンターケーブルの芯線(80芯)を使用してみようと思います。しなやかで使いやすそうです!!

仕様については、お客様との都合もありますので詳細は公開しませんが回路から大体の察しは付くと思います。また、最適化された回路ではございませんので、途中で変更など発生すると思います。

2014/09/29表示するパターンなどに変更はない。ハザード、ウインカー(左・右)、ほか(?)
今まで、表示パターンの発生をダイオードマトリックスで行っていましたが、回路規模が大きくなるので、シフトレジスタを使って簡略化してみたいと思います。

2014/10/02

LEDドライバ回路(35回路分あります)の抵抗値の変更作業・・・回路図は後ほど
明日は病院(眼科)に行くので若松通商にてシフトレジスタ(74LS164)を購入し来る予定(予約済み)

2014/10/13

LEDドライバー回路のトランジスタ(2SC1815-Y)が一個不良、取り替えた、ベース、コレクタ間が導通していた。

ドライバー回路変更、製作

2014/10/22

ドライバー回路変更、製作
しかかり作業終了、申し少し頑張って・・・ハザード分配線終了。
午後は手が震えて作業作業できず、残念!!

2014/10/24

また、今まで1/10インチピッチ(2.54mm)間隔のパターンで作業していましたが、目の都合や手の震えなどで作業が度々停止してしまい大変時間がたってしまいました。そこで、今回は変更できる所(作り直しが出来る所)は5mm間隔に変更して作業を進めています。急がば回れと言うことで自分に言い聞かせて進めています。お待ちいただいております、申し訳ございません。急ぎます。

裏面
2014/10/25 基盤製作(変更分)

スキャナでの取り込みが半数以上、手振れなどが無く楽です。
午後は配線作業を進める。
基盤間の配線を進めているが写真は明日と言うことで本日はここまで。(19:30)

2014/10/26

布線表作製、配線作業

作業風景

2015年4月19日 完成した。

ウインカー_車検用切り替え回路

ドライバー_ウイザード切り替え回路

パターン発生回路

回路図

不具合が出て返送していただき手直ししたので、ついでに写真を撮ってみた。(いもハンダ発見)

パターン発生回路・バッファアンプ

ドライバー_ウイザード切り替え回路

ウインカー_車検用切り替え回路

電源その他

回路の説明(2015/04/25)

35グループのLEDが有り、点滅パターンはウインカーとハザードで何れも1、2、3、4、5と順に点灯して行き、次の6、7、8、9、10は消灯の繰り返しになります。ウインカー右の時は左から右へ点滅していき、左の時は反対です。ハザードはセンターから両側へ点滅していきます。

クロック発生回路

NE555を使ったマルチバイブレーターです。可変抵抗器を使って周波数を可変出来る用にしました。
出力はNADゲート(74LS00)を通して波形整形をしてクロックとして使用します。

点滅パターン発生回路

クロック発生回路からの信号をカウンタIC(74LS90)のINB(5進カウンタの入力)に入力します。
5進カウンタの出力を2進カウンタの入力(INA)に入力(これは通常の使い方と反対です)、これでデューティ比50%の信号を得ます。
クロック信号をシフトレジスタ74LS164のクロック入力へ、74LS90からのデューティ比50%の信号をシリアル入力(A・Bパラ接続)へ接続します。
これで1~5クロックでは点灯、次の5クロックは消灯の繰り返しとなります。ハザードの時は1~17クロックまででリセットし、ウインカーの時は35クロックでリセットします。74LS90も同時にリセットします。
車検の時用に74LS90の出力を次段の74LS90のINAに接続して出力QAからバッファーアンプを通して切り替え回路に送ります。
シフトレジスタ74LS164の出力はバッファーアンプを通して切り替え回路に送ります。

切り替え回路(ハザード・ウインカー右・ウインカー左)

点滅パターン発生回路からの信号をハザードやウインカーなどの切り替え信号(バッテリーからの+12V)により切り替えます。

LEDドライバー回路

切り替え回路からの信号をダイオードを使ったor回路で受けてLEDから信号線をアースへ接続してLEDを点灯します。

今回の製作は、病気のため目がよく見えなくなったのと、手が震えて、製作開始時は2.5mmピッチで製作をしていたが、とても手に負えなくなり5mmピッチに変更して製作のやり直し作業となった。結果的には良かったが時間がかかりすぎてしまった。また、5mmピッチにしたのでケースに収める必要から回路の再検討も必要になりお客様に迷惑をかけた、申し訳ありません。

川崎市の納品先に到着して動作試験では一応異常なく動作したようで一安心です。

(2015/05/08)

動作試験中不具合が発生したとの連絡を受けて送り返していただいた。
1.特定の箇所が点灯したままになっている。
動作状況からクロックが発生していないようなので、NE555の回路からチェック、ハンダ不良を発見
丁寧に付け直してチェック、直った。(NE555の1番ピンとタイミング用コンデンサのアース側が浮いている状態になっていた)

(2015/05/09)荷造りして発送、明日着く予定。

ウインカー時に(L/R共)18番が点灯しっぱなしになっているとのこと、解消していない。(2015/05/23現在)

(2015/08/05)

点灯しないところと本体(アルミケース)を車体に取り付けると点灯しっぱなしになる所が発生
川崎まで出張してきました、お恥ずかしながらハンダ付け不良が複数見つかりました!!

このような手配線の試作品を車へセットして使用するのはかなり無茶なことだと思います。とても車の振動には耐えられません。